霞ヶ関埋蔵金

景気が低迷し、政府がなかなか増税に踏み切れない時、特別会計の剰余金を利用すること、つまり霞ヶ関埋蔵金を活用する提案がなされました。



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霞ヶ関埋蔵金

霞ヶ関埋蔵金とは


霞ヶ関埋蔵金とは、霞が関の各官庁の手によって握られており、その役所の奥深くに眠っているとされている莫大な剰余金、もしくは積立金のことをいいます。


それらは、元々は税金や国民の各種保険料であり、具体的には、特別会計の積立金や剰余金などのことです。


そもそも、国の予算には一般会計と特別会計とがあるわけですが、そのうちの一般会計は国会で予算や決算が審議されるために、国会の厳しい監視があることになります。


しかしながら、特別会計の場合は、公的年金や公共事業、財政投融資など、税金や保険料の使い道を、各官庁が直接的に独立して管理しているために、国会でのチェックが甘くなることになります。


この特別会計の中に、国民には知られずに埋もれた巨額の金が潜んでいるとして、このような埋蔵金という言葉が生まれたわけなのです。実際にこの言葉を使用し始めたのは、自民党の与謝野馨氏のようです。


2007年の11月に、民主党は特別会計の廃止や特殊法人改革によって15兆円の財源を捻出するという案を提出したのですが、これに対して、当時の自民党財政改革研究会の会長であった与謝野馨氏が、その民主党案が根拠のない「霞が関埋蔵金伝説」のたぐいであると批判してから、この霞ヶ関埋蔵金という言葉が一般的に使用されるようになったわけです。


霞ヶ関埋蔵金

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